
神奈川県伊勢原市は、65歳以上の高齢者が演奏や話し相手など、自分のできることで地域に関わり、その活動をポイントとして記録できる「いせポ」を実施している。「いせポ」は、高齢者が、地域で人とつながり続ける身近な行動に光を当てる介護支援ボランティアポイント事業だ。この「いせポ」では、自治体向け健康ポイントサービス等の事業を行うベスプラの「脳にいいアプリ」を活用している。
地域での役割ややりがいを伝えられる取り組み
「いせポ」の対象となるボランティア活動には、高齢者施設での話し相手、レクリエーションの支援、配膳補助などがある。
市の広報誌には、施設を訪問して利用者と歌う市民バンドの様子が掲載。身の回りの手伝いを重ねながら利用者との関係を築く参加者の様子が掲載された。参加者がどんな得意分野を持ち、相手との時間をどう楽しんでいるのか。制度の説明だけでは見えにくい、地域での役割ややりがいを伝えられる取り組みだとして紹介している。
活動記録からポイント交換まで
「いせぽ」では、ボランティア活動に加え、歩行・食事・脳トレなどの健康メニューの達成状況でもポイントがたまる。高齢者施設などでの対象活動は1時間100ポイント、1日200ポイントまで。市の案内では、PayPayへの換金率は70%だという。
ベスプラは、「いせポ」において、アプリとポイントのデジタル管理を提供。「いせポ」は、自分の健康づくりと地域への貢献を、日々の生活の中で記録できることが特徴だ。
参加には説明会への出席が必要
「いせポ」の対象は、市内在住の65歳以上で介護保険料の未納がないなど、市の条件を満たす人だ。参加には説明会への出席が必要で、10月21日(水)、市役所で開催予定だ。申込は10月1日(木)から受け付ける。
伊勢原市では、9月12日(土)に「第4回いせはらオレンジフェスタ」を開催した。同イベントでは、認知症のある人の視点を考えるVR体験や、認知症サポーター養成講座、認知症認定看護師らによる相談を実施。産業能率大学の学生がスマートフォン操作を個別に支援する講座も行われた。認知症への理解と、日常の困り事を相談できる接点を地域に広げる機会となった。
伊勢原市の介護支援ボランティアポイント事業「いせポ」について、チェックしてみては。
伊勢原市介護支援ボランティアポイント事業「いせポ」詳細ページ:https://www.city.isehara.kanagawa.jp/docs/2019083000010
(熊田明日良)